「決断」と「判断」の違い

経営のコト

さて、今回は、しっかり連投気味です。

策を講じて、私も勉強しながら、投稿していきます。

さて、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、皆さんの環境が大きく変わった、2021年頃からあっという間の今年は2024年です。実はこの2~3年で、ウェブ産業は、10年分の進歩を見せたともいわれています。

今まで、オフィスに行き、デスクに向かい、時間になったら退勤という形をとっていた、サラリーマンの勤務体系も大きく変わり、リモートやオンライン上でのやり取りも増えましたね。

そこで、今まで、出勤に充てていた時間を、筋トレやランニング、趣味などに時間を費やす人が増え始め、いづれは・・・と思っていた、やりたかったことに挑戦し始めた方も多くいらっしゃるかと思います!

そこで、好きなことを挑戦し始めて、見えてきた景色や、現状への不満や不安、違和感などを抱え、新しい生活をしようかと・・・悩んでいる方もいらっしゃるかと思います。

ネットが普及し、SNSを開けば、多くの情報が溢れ、手ごろに専門的な有料級の情報に触れられる時代になりました。

その影響を受け、人気となった自己啓発セミナーなどでは「あなたは、運転手です。しかし、あなたはアクセル全開なのに、同時にブレーキも踏んでいる状態です。」などと言われ、奮い立たせられ、その気になって、挑戦して、道に迷っている方が増えました。

無いものねだりが、無いものねだりを呼び、欲にまみれた状態となって、行方不明の状態になる・・・少し、心配になりますが、そんな方へ、是非この記事をお届けできたらと思います。

「決断」と「判断」の違い。あなたは知っていますか?

「決断」とは決めて断つ。とも言われているので、自己啓発セミナーなどでも良く使われます。

「このセミナーに参加できるのは、●月◎日の何時まで!このセミナーに参加するとあなたの人生が変わります!あなたの決断で、あなたの人生が変わります!」

・・・的なヤツですね・・・。冷静になりましょう。セミナーに参加して100%人生が変わるかは、私は分かりませんが、自分の人生を人に委ねるほど、危ないものはありません。

否定するわけではないのですが、判断と決断の違いを、身に着けましょう。

「判断」とは英語で、judgment(ジャッジメント)

「決断」とは英語で、decision(デシジョン)

と明確に区分されています。

ジャッジメントは、情報を十分に検討して、正しい考えを導き出すこと

デシジョンとは、検討の結果を踏まえて、どの道を選ぶか決めることです

ようは、十分な判断ができていないうちに、決断をしようとするから、迷うのです。

決断とは、緻密な判断があって、ようやく出来るステップなのです。

しかし、判断をおろそかにして、決断を迫られることは、多々あります。

1分でも、決断に時間をかけるなら、それは、十分な検討するための材料・情報が集まっていないのです。

決断に時間をかけ、十分な情報が揃わないままに、決断という舵を切るので、脆弱な状態に落ち追ってしまい、道に迷ってしまうのです。

だから、決断を下すのに、時間がかかる、または迷ってしまうなら、判断が間違っているか、情報がおろそかなのかなのです。

「船頭多くして、船山に登る」という言葉がありますが、道は、本当にたくさんなります。やり方は100万通りとあるのですから、もちろん、不可能は無いでしょう。しかし、十分な情報は、判断は必要です。判断は、緻密に行い、重きを置いた、目的地へと進んでいくことが、一番の近道となるのです。

情報を集め、判断をするためには、もちろん時間がかかります。しかし、そこにこそ、最高の成果が待っているのです。

これは、私が関わるトレーナーとしての現場や、患者さんたちにも同じことが言えます。

痛みがある・・・けれど成績は出したい。または、職場に迷惑がかけられない・・・などなど・・

という方が多いですが、私は優しくないので、「治したいのか、やりたいことを進めたいのかを迫ります。」

治したいという方には、もちろん、治るまでのプロセスやステップ、現状の状態を細かく評価し、現状を理解してもらい、治療を進めます。

現状維持でいきたいという方には、そこまでの情報提供は行いません。それは、私の割きりであり、自分を律する判断です。

冷たい人間かもしれないのですが、自分が疲弊しないためには、必要な判断です。

痛がる社員を抱えてまで・・・またはそんな選手の顔色を窺ってまで、上司・部下・または、選手なら指導者、チームメイトは、痛がるあなたと本当に手を取り合って、仕事をしたり、チームとして試合に挑みたいでしょうか?

万全ではない方に、仕事が頼めるでしょうか?

きっと、頼んだとしても、後の不平不満や、悪化したという状態になるのが怖くて、頼まれることはなくなると思います。自分本位で生きることは確かに素晴らしいですが、他者との関わりの中で生きる世の中です。誰し悪にはなりたくないので、そこまでの無理を周りが求めてくることは無いと思うのです。

だからこそ、冷静に選手も患者さんも判断する必要があるのです。

今シーズンの大会がいくつ残っていようと、出場を辞め、次のシーズンで自己ベストを更新する選手は、一人ではなく、居ます!!!

なぜかというと、その決断を下すために、かける時間も数分ではないからです。

沢山の情報を得てから、判断し、そして、道を選ぶ(決断)

すべてはステップ バイ ステップです。

こんな、「決断」と「判断」という素敵なお話も、私はビジネス書から学びました。

前回同様、2000社の赤字を黒字にした「社長ノート」からの学びですが、是非皆さんも一度読みやすいので、手に取ってみてください。ビジネス書というと、硬いイメージがありますが、すごくタメになる知恵の宝庫です。

人生の道に迷ったとき、是非、あぁ、こんなこと言ってたな・・・

と、ブログを思い出していただけると嬉しいです。

皆様にとって、笑顔溢れる一日となりますように☆彡

コメント

タイトルとURLをコピーしました