みなさん、こんにちは☆
有難いことに、最近多くの方にポッドキャストや、ブログが届いているようで、嬉しい限りの櫻井です。
というのも、このブログや、Podcastを通して、櫻井が感じている事、学んできたことが、私だけのモノではなく、遠くの誰かの悩みを解決する一つのキッカケになれたらいいなと思って、スタートさせたからなんです。
それが、気づけば、2年経っていました。
勿論、書かない時期もありました。
でも、一周回って、書くと決めた。今年。
今後も発信続けていくので、是非、引き続きお付き合いの程、宜しくお願い申し上げます。
さて、先ほどにもお伝えしたように、なぜ私が、書くという決断を今年したのか・・・
というここと、今日のテーマである、「学歴と学力は違う」というテーマが大きく関係しています。
私は今、高校ラグビー部のトレーナーとして、5年関わらせて頂いているのですが、最初の選手が整骨院に通いだしてくれたのは、実は、8年前だったんです。
そして、監督さんからのお誘いを受け、トレーナーとして帯同し始めたのが、5年前となります。
5年前は、ラグビーのラの字も分からない、ルールも分からない。治療はこれまでやってきてはいたけれど、院から出て、環境も整わない中で、どう選手サポートをしていいかも、分からず、スタートしました。
分からない・・・から、最初は必死で勉強して、文献読んで、トレーナーとしても動きが分からないので、右往左往していましたし、それでも、右に左にけが人が倒れている状態で・・・もうテンヤワンヤで、ラグビーのトレーナー帯同が恐怖でした。
そして、何より自分を苦しめたのが「ラグビー経験がない事」でした。
ルールが分からない。アップが分からない・・・(ヾノ・∀・`)ナイナイ無い無いばかりで・・・
そこで、とにかくトレーナーさんが開催するセミナーに参加しまくって、「ラグビーのトレーナーを始めたのですが・・・」と片っ端から講師の皆様に、相談して、本当にゼロの状態から、トレーナーを始めました。
少しづつ、教わっていく中で、それでも上手くいかない事の方が、沢山やってくるんです。
チームもあと一歩という所で、いつも目標に手が届かなかったり・・・
そうなった時に、セミナーを開催する○○先生の経歴は~だから・・・
アメリカのATCだから・・・アスレチックトレーナーだから・・・あの人は、経験者だから・・・等々
思うんです。かたや、自分は専門学校卒業どまり・・・
子どももいるし、この僻地から、大学に通うのは現実的ではない・・・
と、思い、先輩のトレーナーの方々に教えて頂いた、NSCA-CPTという資格を取得しました。
NSCAにはCSCSという、大学卒業者のみが受験できる、資格もあり、それ欲しさに、大学への通信なども考えました。しかし、主人にも言われたのですが
「私は肩書が欲しいのか?それとも、経験や情報が欲しいのか?」
と問われて、ハッとしたんです。
それで、今の保有資格は、柔道整復師とNSCA-CPTという保有資格で活動しています。もちろん、ラグビーのセイフティーという資格も保有しているため、試合などでセイフティーとして、試合中はチームの垣根を越えて選手サポートを行っているのですが、最初は、それも名乗れないくらい、自分に学歴や肩書、経歴がない事に自信がなかったんです。
昨年末、花園へサポートチームが出場したので、一緒に帯同させて頂いたのですが、強豪校がアップする中、一つも同じアップが無かったんです。
もちろん、トレーナーを連れてきているチームも少ないため、専門的アップばかりかと言われると、そうでもなかったのですが、強豪校だから、こういうアップという縛りも無く、基礎基本となるアップを念入りに目的を持って取り組む。誠実さ。というのを強豪校のアップから感じました。
流行りではなく、基本を・・・という感じでした。もちろん、トレーナー業界での最近の流行りもあると感じているのですが、それを取り入れているチームも有り、私の中では、「あ。これでいいんだ」と自分に自信が持てた納得した部分と「もっと、伝えるべきものがあるな」と気づかされたことがありました。
サポートチームは、惜しくも初戦敗退してしまったのですが、私の高校時代にお世話になった監督から、連絡があり、また噛みしめることが事が出来ました。
情報社会の中で、私も大人になり、どうしても、道を見失いかけることも多くなってしまいました。間違えること、出来ないことを誤魔化したり、失敗を恐れたり・・・その中で、監督からの言葉は、今日のテーマにも深く繋がることで、私を大きく動かす言葉になりました。
「千尋、選手はいつか、選手であることに、一線を引く時が来る。
そこで、大切なのは、なんだと思う?
それを、伝えられるのは、お前しかいないんだよ。
高校時代、ケガしてよかったな。負け続けて良かったな。
お前の言葉で、選手に伝えて欲しい」
という内容のメッセージでした。大人になっても、高校時代の監督は怖い存在なのですが、この言葉に涙が止まりませんでした。
学歴がない、自分にとって、伝えらることは無い。選手サポートをするだけの私は、指導者でもないので、選手に伝えられることは無いと思ってました。
そして、監督に言われたもう一つの言葉と、最近私が本で出合った言葉が同じでした。
「学歴と学力は違うよ」というお話です。
人事担当者が求めるのは、実は、学歴ではなく、学力。
学ぶ力です。
私が、最近御紹介している、2000社の赤字を黒字にした社長ノートにも書いてあるのですが、面接で学歴を主張する人、また、失敗を経験して、成功体験をしたことを主張する人さえも、取らないというのです。
というのも、克服し、大きな成果を得たという事は、素晴らしいことです。しかし、面談を進めると、どんな大きな失敗を経験しても、成功体験をした人というのは、たまたま、そのチームに居あせただけで、自分の力で成功したわけでは無いということも多いそうなのです。
そうでは無くて、自分が、どんな失敗を経験してきたか・・・を話せる人が、有望だと説いているのです。
失敗と書いているけれど、本当はそれは、何回挑戦してきたか。を説いているのだそうです。
学歴を謳うものよりも、失敗を話せる人は、挑戦を恐れないと言います。企業が再生していくためには、そんな人材が欲しいのだそうです。
監督にもメッセージをもらい、本からも背中を押してもらい、私は立派な肩書や、経歴は無いけれど、こうして今、自分が得たものを綴っています。
一番身近な、人から届いていけばいいな。と、最初は思っていました。
だけど、私が、本を通して得たものは、私と作者が、知り合いでも何でもないのに、遠くの私が受け取れている。とても、素敵なツールだなとも思ったんです。
無いものねだりしがちだし、かといって自信を持てと言われても、肩で風を切って歩くのも、私らしくないのです。
失敗経験なら、今でも毎日起きているから、笑いながら語れます。
もちろん、笑いにならないくらい、落ち込むこともあります。
学歴で人間らしいとは、思わないけど、確かに、間違えたり、学ぶ力があるって、人間らしくて、その人のオリジナルで素敵ですよね。
そんな、物語なら、私だけじゃなくて、誰しも持っている。
エピソードを掘り起こすと、どんな、経験も「おかげ様」であることが、多いらしく落ち込む材料では無いのだとか・・・
ほ~・・・と思って、私も学ばせて頂いた、今回のエピソードです。
皆さんが、最近学んだこと、経験したことは何ですか?
是非、ブログやPodcastを聴いてのコメントをSNSでのイイネやシェアお待ちしています☆
今日も皆さんにとって、素敵一日となりますように(^^♪
コメント